要点:キッチンとリビングがひと続きの部屋は、1つの部屋の中に3つの場所があると感じられるとうまくいきます。料理する場所、食べる場所、くつろぐ場所です。壁ではなく家具、ラグ、照明でそれぞれを区切り、キッチンとソファの間にダイニングテーブルを置いて緩衝地帯にしましょう。においも家電の音もすべてソファまで届くので、できれば屋外に排気するレンジフードと、静かな家電を選びます。ソファを置く場所に座って、何が見えるかを確かめましょう。見えるべきなのはシンクではなく、窓と人です。多くの住まいでは、アイランドより良いダイニングテーブルのほうが役に立ちます。
キッチンレイアウトの基本リビングのレイアウト北向きの部屋の壁の色
ゾーン分け:1つの部屋に3つの場所
住まいのLDKは、多くの場合、片側に窓がある広くはない1部屋で、キッチンは暗い奥側にあります。キッチンでの選択は、すべてリビングにも表れます。
| ゾーン | 区切り方 | 必要なもの |
|---|---|---|
| 料理する | キャビネット、床材の切り替え、吊り戸棚の下の照明 | 部屋か窓のほうを向いた天板 |
| 食べる | テーブル、その上のペンダントライト、その下のラグ | 椅子を引き、その後ろを歩けるスペース |
| くつろぐ | ソファ、ラグ、スタンドライト | 横を通れる動線と、シンクではない眺め |
- ソファの背を壁がわりに:キッチンに背を向けたソファは、光をさえぎらずにリビング部分を区切ります。後ろに低い棚を置くと、境目がよりはっきりします。
- テーブルを緩衝地帯に:料理の場をソファから少し離しておけます。
- 背の高い戸棚ではなく、オープンシェルフを:向こうが見える間仕切りなら、窓の光が奥まで届きます。
- 床材の切り替え:料理する場所は硬い床材、くつろぐ場所は木の床やカーペットにすると、境目ができます。
ラグと照明
ラグは、ゾーンの縁を床の上に描きます。リビング部分では、少なくともソファと椅子の前脚が乗る大きさにしましょう。真ん中に浮いた小さなラグは、部屋を狭く見せます。テーブルの下では、椅子を引いてもラグの上に残るように、テーブルの縁から約60〜70 cm(24〜28 in)はみ出す大きさにします。
照明は、暗くなってからも働くので、いちばん強力な間仕切りです。
- ゾーンごとに照明とスイッチを分ける:天板の上は明るく、テーブルの上にはペンダントライト、ソファのそばにはスタンドライト。調光器があれば、夕食後にキッチンを暗くできます。
- キッチンの奥の壁を照らす:窓からいちばん遠いことが多いので、昼間でも吊り戸棚の下に照明が必要です。
- テーブルの上のペンダントライトは、たいてい下端が天板から約70〜85 cm(28〜33 in)の高さになるように吊るします。
料理のにおいとレンジフード
ひと続きの部屋では、夕食のにおいがソファのクッションやカーテンまで届きます。
- できれば屋外に排気する:ダクトで屋外に排気するレンジフードは、湯気とにおいを外に出します。循環式のフードは空気をろ過するだけで、フィルターの掃除や交換が必要です。
- 部屋全体に合わせた能力を:メーカーがよく挙げる目安は、部屋の空気を1時間に約10回入れ替えられるレンジフードです。LDKでは、キッチンとリビング部分を合わせたものが部屋です。
- 少なくともコンロと同じ幅に:料理を始める前にスイッチを入れ、終わったあともしばらく回しておきましょう。
ダクトや屋外への排気口には、建物側の許可が必要なことがあります。メーカーの説明書と地域の規則が優先します。
音
硬い床と大きな窓は部屋に音を響かせ、キッチンの音はそのままソファまで届きます。
- 静かな家電:食洗機、レンジフード、冷蔵庫のラベルにある騒音値(デシベル)を比べましょう。数デシベル低いだけでも、違いは耳でわかります。
- やわらかいものは音を吸う:ラグ、カーテン、布張りの椅子、本がぎっしり詰まった本棚は、どれも効果があります。
ソファからの眺め
ソファを置く場所に座って、周りを見回してみましょう。
- 何が見えるか:理想は、その日に使った鍋ではなく、窓とキッチンにいる人です。
- 料理する人がどちらを向くか:アイランドやペニンシュラにコンロや天板があれば、料理する人は部屋のほうを向けます。そこにシンクがあると洗い物が丸見えになりますが、背の部分を一段高くすれば隠せます。
- テレビ:明るい窓の向かいの壁や、キッチンとテーブルの間の動線上は避けましょう。よく使われる目安では、ソファを画面の対角線の約1.5〜2.5倍離します。
アイランドか、ダイニングテーブルか
アイランドがあれば天板と収納と軽く腰かける場所ができ、料理する人が部屋のほうを向けます。ただし、すべての側に通路が必要で、住まいのキッチンの多くにはその広さがありません。具体的な数字は、ガイド「キッチンレイアウトの基本」にあります。
住まいでは、テーブルのほうが役に立つことがよくあります。食事にも仕事にも使え、キッチンの隣なら天板がわりにもなります。ペニンシュラはその中間で、アイランドのように部屋を区切りながら、通路が必要な側はより少なくて済みます。
| リビングとダイニングのゾーンの周りのスペース | 一般的な目安 |
|---|---|
| 部屋を通る主な動線 | 約80〜90 cm(31〜35 in)空ける |
| ソファとローテーブルの間 | 約40〜50 cm(16〜20 in) |
| ダイニングチェアの後ろ(椅子を引いて座る) | 約80〜90 cm(31〜35 in)。人が後ろを通るならもっと |
| 1人あたりのテーブルの幅 | 約60〜70 cm(24〜28 in) |
これらは一般的な目安であって、決まりではありません。優先すべきは、あなたの部屋と暮らし方です。
よくある失敗
- キッチン、ソファ、テーブルが一直線:緩衝地帯がなく、ソファがコンロの横に来てしまいます。
- 部屋全体に天井の照明が1つだけ:暗くできる場所も、区切れる場所もありません。
- シンクがソファのほうを向いている:洗い物がいつも目に入ります。
- 小さなラグ:部屋がゾーンではなく、ばらばらの島に分かれてしまいます。
部屋を3Dで試す
上から見た間取り図でゾーンはわかります。うまく機能するかどうかは、目線の高さでわかります。
Flatwalkでは、自分の間取り図の壁に沿ってキッチンをパーツごとに組み立て、実在のショップの本物のソファとテーブルを実寸で置きます。ソファのある場所まで歩いて、キッチンのほうを振り返ってみましょう。メジャーで2点をタップすれば、テーブルの横を通る動線の幅がわかります。シーリングライト、スタンドライト、LEDテープを置けば夜の各ゾーンが見え、住所を入れれば部屋のどちらの端に日が当たるかがわかります。
できないこともあります。Flatwalkはにおいや音を表示せず、これらの目安を代わりにチェックしてもくれません。レンジフードを前提に計画する前に、建物側に確認しましょう。
従来のプランナーにはない、Flatwalkの機能

照明
シーリングライト、スタンドライト、LEDテープを置いて、昼だけでなく夜に明かりのついた各ゾーンを確かめられます。

街の中のわが家
住所を入れると、地図にデータがある場所では周りの通りや建物が3Dで現れます。

住所に合わせた日当たり
日差しがキッチン側まで届くのか、ソファにしか当たらないのかを、日付と時刻ごとに確認できます。

自分の部屋に家具を1つ
ライブカメラや部屋の写真の中で、買う前にテーブルやソファを実寸で自分の床に置いてみることができます。

細部まで
パーツごとに組み立てるキッチン、クローゼット、浴室と、床材、タイル、塗料。

親指ひとつで
ソファやテーブルをタップすると選択肢が出てきます。動かす、回す、別のものに置き換える。
スワイプしてもっと見る。画像はすべてアプリの実際の画面です。
住まい1つは無料
ほとんどの人が計画するのは1つの住まいです。それなら、Flatwalkは無料です。お試し期間のタイムリミットも、カードの登録もありません。住まいを描くこと、キッチンの組み立て、実寸の家具、メジャー、照明、日当たり、ウォークスルーがすべて含まれ、AIツールはそれぞれ1回ずつ無料で試せます。メンバーシップは、複数の住まいを計画したい人や、AIをもっと使いたい人のためのものです。
よくある質問
LDKのキッチンとリビングは、どうゾーン分けすればいいですか?家具、ラグ、照明で分けます。ソファの背をキッチンに向け、キッチンとソファの間にテーブルを置き、ゾーンごとにラグを敷いて、料理、食事、くつろぎにそれぞれ別の照明を用意しましょう。
LDKには、屋外に排気するレンジフードが必要ですか?建物が認めるなら、においを部屋の外に出せるので、そのほうが良い選択です。循環式のフードでも使えますが、フィルターの定期的な手入れが必要です。
LDKの騒音を減らすにはどうすればいいですか?静かな家電を選び、ラグ、カーテン、やわらかい椅子やソファを足し、食洗機は誰もテレビを見ていないときに回しましょう。
狭い住まいには、アイランドとダイニングテーブルのどちらがいいですか?多くの場合はテーブルです。人が座れて、机にもなり、天板がわりにも使えるうえ、アイランドより必要な通路のスペースが少なくて済みます。
Flatwalkなら、自分の住まいの3D間取り図の中でキッチンを組み立て、ソファとテーブルを実寸で置き、ゾーンごとに照明を当てられます。住まい1つ分は無料です。Google Playで近日公開予定です。flatwalk.appで順番待ちリストにご登録ください。
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